渡邉です。

第1回、2回から引き続き大学院で翻訳を学ぶこと、ないしは翻訳教育をテーマとし、今回は山田先生からお話しいただきました。

これまでの2回ではプレゼンの形でのモノローグが続いたので、本日は少しカジュアルな形式で……と言いつつも、内容としては難しい(答えのない)テーマを扱う回となりました。

そもそも翻訳とは? ということを真正面から考えようと、言葉とは何か? という話から始まり、「命題とモダリティ」を用いて言葉やその意味についてお話しいただきました。

最近、「AI は意味を理解していない」と言われることがありますが、その「意味」とは何なのでしょうか?

Q&Aセッションでは、「言葉を説明するための言葉」が整備された後の未来、人間が担うべき部分、そこに転がるビジネスチャンス、そして翻訳は誰が行うべきなのか……? などなど、今回は本当に考えさせられる話題がたくさん上り、いち参加者としてがんばって頭を働かせながら聞いていました。

アーカイブ動画は生配信の1~2日後に会員限定で公開しています。ご興味持ってくださった方は、ぜひご登録の上ご視聴ください!

4/5 21:00~

来週 4/5 21:00~ は翻訳者の駒宮俊友先生をお招きして、翻訳教育についてお話をうかがいます。モノローグの後、山田先生とご対談をしていただき、初回から続く「大学院で翻訳を学ぶ」というテーマを締めくくっていただきたいと思います。 詳しい告知は下記のページをご覧ください。

皆様のふるってのご参加お待ちしております☺


あと、今回山田先生からお話しいただいた「命題とモダリティ」について分かりやすく説明されている論文を以下に載せておきます☺

染谷泰正 (2005)「通訳ノートテイキング理論のための試論-認知言語学的考察」『通訳研究』 5, 1-29. [http://jaits.jpn.org/home/kaishi2005/pdf/01_notetakingtheory_final.pdf]