こんばんは、岡村です。

第12回では、ゲストとして西薗明音さんをお招きしました。
西薗さん、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

「翻訳」を学んだ経験を持ちながら、翻訳者を目指されている西薗さんのご登壇は、翻訳カフェにとって象徴的な意味のある回となりました。

西薗さんは、翻訳会社で翻訳コーディネーターとしてご活躍されていますが、実は、学部山田ゼミの卒業生でもあられます!字幕翻訳を専門的に学んでおられましたが、そのほかにも様々な分野の翻訳や通訳の授業などを受講されていました。当時から好奇心旺盛ですごく熱心に勉強をされていて、心から尊敬できる友人です。(切磋琢磨しながら一緒に頑張ったことは良い思い出です。)

その知的好奇心をもって、今のお仕事も楽しんでおられるようです。というのも、西薗さんの会社では、産業翻訳を中心に、医療文書からプレスリリースまで様々なジャンルを扱っているそうです。そのため、それぞれの案件の専門分野について学ぶ機会が多いとのことでした。

その一方で、「外国語・翻訳」を専門的に学んできたからこそ、ご自身曰く、「自分には専門分野がない」と思うそうです。この不安は、外国語や翻訳を専門に学んだ方が翻訳者を目指す中で一度は感じるものではないでしょうか。でも、山田先生のお話を聞くと、専門分野という言葉の捉え方次第なんだな…!と思うようになりました。ぜひ、アーカイブをご覧ください。

業界の今後についてもご意見をうかがってみると、近頃の案件では、ポストエディットに関する依頼が顕著に増えてきているそうで、やはり、これからも増えていくだろうとお考えでした。そのような背景から、学部時代にもっと勉強しておきたかったこととしてポストエディットを上げておられました。また、その点に関しては、Q&Aセッションでも質問が上がり、お客様だけではなく、会社にとってのポストエディットの付加価値について考える機会となりました。

これから翻訳者を目指そうという方は、どういう道を辿れば良いのか悩んでしまうこともあると思いますが、今回の配信は一つのヒントになるのではないかと思います。すでに翻訳業界でご活躍の方にとっても、今後の翻訳のあり方を考えるきっかけになるのでしょうか。

ご興味を持ってくださった方は、メンバーペイにご登録の上、アーカイブをご視聴ください!

次回は…

6/7 21:00~ は、翻訳カフェ運営者の山田優先生にお話しいただきます。

第12回の配信が象徴的な意味を持っているのは、これからを担う若い世代が何を学んでいけば良いのかという点から、持続可能な未来のために翻訳カフェができる活動とは何かを見つめ直すターニングポイントとなったからです。このようなことを踏まえて、翻訳カフェは一新します。
詳細は次週の配信でお伝えしますので、新生 翻訳カフェをお楽しみに!

ぜひメンバーペイにご登録の上、配信にご参加ください。
皆さまの奮ってのご参加お待ちしております!