翻訳の標準と教育を考えるための基礎講座

今回は、翻訳の未来を真剣に考えるために必要な基礎知識を共有するための講義です。断片的に本カフェでも触れてきた内容、ISO17100等の国際標準および翻訳教育の標準 EMT(European Master’s in Translation)について概説します。

翻訳の資格化、例えるならば翻訳の「運転免許証」が、必要ではないかというディスカッションを、本カフェでしてきました。この問題を更に深堀するために、まずは、世界的な状況と、ISO17100および欧州の翻訳教育について最低限必要な知識を得ておこう、という目的で今回の(および、おそらく次回も)講義の機会を設定しました。

ということで、翻訳の実践と教育に関する世界の「標準」を、まずは学んでみましょう。その上で、「標準的でないもの」に対する要求に応えるために、我々は何をすべきなのかを議論できればと思います。