GCP2025

「総務省グローバル・コミュニケーション計画2025」と日本の産業翻訳の行方(シーズン3・第11回)
グローバル・コミュニケーション計画2025(GCP2025)をご存知だろうか?総務省が推進する計画で、2025年に向けたAIによる「同時通訳」の実現を目指す多言語翻訳技術の高度化計画である。

https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000298.html

同計画はGCP2020からの継続だ。さっくり言え2020年の東京オリンピックに向けてオールジャパンでの自動翻訳機を、そして2025年大阪万博に向けて同時通訳機の開発と実用化を目指して取り組んでいる。
さて、このような国の取り組みは、翻訳産業の実態にどう関わっている(いない)のか。今回は、日本の国家プロジェクトについて、翻訳産業(現場)の視点を交えて議論してみたい。