みなさんこんにちはこんばんは、翻訳カフェです。

いつもは翻訳について熱く語り合う我々ですが、そもそも翻訳する、言語について深く考えたことはありますか?今回は、英日メディカル翻訳者の藤井氏に、「言語」について深く語っていただきます!

内容紹介:
現在、ネット利用者に占める英語人口は3割以上、ウェブ・コンテンツの使用言語に占める英語の割合は6割以上と、英語はネットにおいても「世界語」として圧倒的なシェアを占めている。にもかかわらず、いやそれだからこそ見えなくなっている英語の西洋言語における言語的に特殊な位置について確認したい。
また、そもそも言葉とは何なのか、これまで何世紀にもわたってさまざまな考察や議論がなされてきた問題について、「発声」という切り口で見えてくるものを紹介したい。そこから、現在、機械翻訳や生成AIとして注目を集めている人工知能(AI)や、自然科学(情報科学・脳科学・認知科学)の言語観について批判的に考えてみたい。

ゲストプロフィール:
英日メディカル翻訳者。東京都出身。1994年から関西(現在は滋賀県)在住。
書店、出版社(医学・看護)、翻訳会社(チェッカー)を経て2011年からフリーランス。

今回の内容をいただいた際に、 『日本語が亡びるとき—英語の世紀の中で』(2008年)水村美苗が思い浮かびました。世界語、普遍語、母語、国語とはなにか。議論が深くなりそうです。