みなさん、こんにちはこんばんは翻訳カフェです。

今回のテーマは「MTILT(Machine Translation in Language Teaching、言語教育における機械翻訳の応用)」です。

近年、機械翻訳やLLMの影響は翻訳通訳業界だけでなく英語教育にまで及んでいます。すでに機械翻訳やLLMの言語力が大多数の学習者を凌駕するレベルにある状況において、「学習者にどのような変化があるのか」「教育方針をどう調整していくべきなのか」「学習者に機械翻訳の使用を禁ずるべきか」などの様々な議論がなされています。

そこで今回は企業を対象に実施したMTILT教育の事例について、運営メンバーの平岡が発表します。調査協力をお願いした某自動車シートメーカーでは社員の英語力向上が喫緊の課題でした。この課題に対してMTILTはどのような効用があるのか。それが主なリサーチクエスチョンです。本発表では、MTILT教育で実施した内容と収集した参加者のデータからわかったMTILTの効用についてお話します。

【発表者プロフィール】
平岡裕資(ひらおか ゆうすけ)
大阪府出身。立教大学 異文化コミュニケーション研究科 博士後期課程在籍。修士(関西大学外国語教育学研究科通訳翻訳学領域)。研究の傍ら、コーディネータ業と翻訳に従事。問題意識は「わかりやすさと正確さに基づく相互理解」。