2022年「AI翻訳・機械翻訳の英語教育への応用」元年
〜MTILTの概要を解説します〜
さて、「With MT」時代に英語を学ぶ必要があるのか? と最近話題ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=r9awmLSNEGA
高性能な機械翻訳があるのに、どうして私たちは英語や外国語を学ぶ必要があるのでしょうか?
こんな時代だからこそ、機械翻訳を外国語教育に取り入れることの可能性と注意点について解説します。
具体的には、翻訳者養成の概念を外国語教育に取り入れようという立場から、言葉に対するメタ認知とメタ言語の重要性を説きます。
私たちは、AI翻訳・機械翻訳の「ユーザー(使用者)」でもあり、実は英語のユーザーでもあります。
であるならば、このような視点から、機械翻訳を活用しながら「良き」英語の使用者になることを目指してもよいはずです。そんな視点から、これからの英語教育を考えてみます。
ちなみに、TILTとは、Translation in Language Teachingといって、G. Cook(2010)によって提唱された「翻訳の外国語教育への応用」という考え方ですが、MTILTとは、その考え方を一歩進めて、「Machine Translation in Language Teaching(機械翻訳の外国語教育への応用)」ということで、私が考えてみました。
今回のトークでは、そのMTILTについて概説します。