Human in the loop (HitL)
山田です。
今回の配信内容は、「持続可能な翻訳の未来」の続編です。
前回のトークの中で、持続可能性を考える上で重要なのは「循環(サイクル、ループ)」を構築することだと述べました。
これは、技術的には、コーパスデータ→機械学習→翻訳のような、狭義のサイクルから始まり、人手翻訳者→翻訳会社→開発者→研究者→教育者という、翻訳に関わる人のサイクル・コラボも関係し、そして、熟練翻訳者→若手翻訳者への知の継承と世代の持続ループとも関係することをお話ししました。
このような視点からみた「持続可能な翻訳の未来」には、「教育」が重要な役割を果たすことを強調しました。
翻訳カフェという空間は、その意味において、現時点ではオールマイティーな役割を果たします。つまり、やる気のある人たちだけが集まる「思考の場(≒サロン)」であります。ここでは、様々なプレーヤーや世代の方がとの交流が実現し、良いサイクルを実現させるべく議論しているわけです。
重要なのは、「循環(サイクル、ループ)」ですが、その中心に「人」が存在しなければなりません。ということで、今回のテーマは「Human in the loop」です。
具体的には、(1)翻訳の「責任」の所在と、(2)アダプティブMTに見られる未来の翻訳テクノロジー(翻訳者は何を参照し、思考するのか)について考えます。
これに加え、新たなサービスの一部を先週ご紹介しましたが、今週もまた、追加サービス案について解説します。
尚、今回は今後の企画も見越して、ブレークアウトルームを使用してディスカッションセッションを設けてみようかと考えております(強制ではありません)。
皆さまと一緒に考え、議論できることを楽しみにしております。
下記よりご登録の上、ぜひ生配信にご参加ください!